昨日書いたこと(私のCD、須藤俊明「mobile suite」)の続きです。
昨日書き忘れたんですが、3/18に発売と言っておきながら、もうすでにナスカ・カー・ショップゾーンで通信販売で購入いただけます。しかもこちらで購入して頂いた方には中屋さん(前回説明してませんが、ナスカ・カー中屋さんです。)のコメントによると、
こちらでは消費税&送料サービスで、オマケに「多分、これはこういう意味だろう』と私が勝手に解釈したNasca Car MIXCDR番外編Vol.5とジャケを模したステッカー付きの大盤振る舞い!
ということになっております。もしよろしければ、どうぞ宜しくです。
さて、前回書き足りないmobile suiteの話ですが、前回、主にこのCDを一人で作った理由を書きましたが、今回はなんで作ったか、ってことをざっと紹介します。なんでかっていうと前回も書いたこととかぶるのですが、要は、演奏するのに大変なことを一人でやってしまえ、ということです。普通バンドでは曲を作ったら、楽器を演奏する人全てに、必要な情報を伝えなければ合奏できません。例えば、拍子だったり、コードだったり、メロディだったり、もっと深く言うと、リズムやフレーズのニュアンスや音色など。それを全部伝えたりするのは大変なので一人で作ったのですが、逆を言えば、拍子やコードを伝えるのがとても面倒くさい音楽を作りたかったのです。
普通の音楽、とくにポップミュージックやロックってのは、だいたい、同じことを繰り返したり、いわゆる常套句的な音の動きをするものです。なので、人それぞれではありますが、簡単な曲は一度聴けばもう2回めから演奏できてしまいます。私がやってみたかったのは、単純な繰り返しではなく、音の動きに脈絡がないもの、かつ音楽的なものをやってみたかったわけです。別の言い方をすれば、ぱっと聴いただけじゃよくわからないけど、ちょっと頑張れば演奏できる、みたいなことです。なので、それは自分一人で演奏したほうが好都合なわけです。そして録音の手段も 、演奏の練習しながら上手く出来たらもうそれでOK!という方法が良いと思ったので、つまり通して間違えず演奏できなくても作れる方法をにしたかったので、自分で録音することにしました。
作曲はつまり、コンセプトとしては、脈絡があまり無いものにしたかったので、普段は余りやらない方法だけど、基本的には曲全体を聴かずに作曲してる部分が多いです。前の小節だけ聴いて、曲を作っていく・・・みたいな。
そうすると、作ってる本人でさえ曲の全体像(というかメロディやコードの流れ)がわからないまま作ってたりする部分が結構多いわけです。これが面白かったわけです。
そして、この方法で作るために、基本的にはほとんど全部シーケンサーで曲を作りながら記録して、それをあとで楽器で演奏しなおしました。なので、ほとんどの楽器は打ち込みの差し替えです。(のちのちナスカ・カーの「最新録音盤」を作ってる時もこの手法が多かったのは偶然ではないと思います。)
さて、そういうわけでこのアルバムを作るのにとても重要だったのが、当時使ってたMacBookです。ほとんどそれ無しでは(私には)出来ないことをやってたので、これはMobile Studio的な作品だなと思って、Mobile Suiteっていうタイトルを考えた・・・そうだったはずです。実はよく覚えてない。
ちなみにどうでもいいことです、MacBookで、打ち込みは全てLogicでやっていました。当時(2008)はLogicを使いこなしてました。で、段々もういやになって、ミックス(2015)はReaperでやりました。といっても2008年にミックスまでLogicでやってあったのですが、ちょっと差し替えたり修正したりするのに、もうLogicを使う気がなくなってしまったので、いちいちトラックを書き出してReaperでミックスしました。
さて、今回は一つも画像が無かったですが、この調子で、まだ実は書きたいことがあります。なので、また続きます。
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