Strymon IRIDIUM をベースで使ってみた

StrymonのIRIDIUMを買ってしまいました。

今GOMES THE HITMANの録音中のものがあるのですが、ギター・ボーカル山田が導入したこのストライモンのイリジウムっていうギター・アンプ・シミュレーター(かどうかは置いておいて)の音がメチャクチャ良かったので、結構高かったのですが、同じものを買っちゃいました。(山田には言ってないけど・・・)

今まで家でギターを録音するという状況ではLINE6 POD2という、もう20年近く使っているのか?みたいな機材を使っていて、基本的にまぁ、それでも悪くない音で録れるんですが、最近ちょっと他の音が良いのでPODの音も録音した後に多少自分なりの工夫で対応していました。まぁ、いい感じにはできるのですが、後処理になってしまうし、それほどバリエーションもなかったので、思い切ってこれを買ってみました。

このイリジウム、セッティング的環境は、アンプのシミュレーター3種にキャビネットのシミュレーター3種という、掛け合わせて9種類しか無いのですが、それで個人的には十分だし、早く音が選べるので逆に好都合。

アンプ3種類は

1.Round Amp – based on* a Fender® Deluxe Reverb®
2.Chime Amp – based on* the Brilliant channel of a Vox® AC30
3.Punch Amp – based on* a Marshall® Plexi (Super Lead model number 1959)

ってことで、基本的に、フェンダー系、VOX系、マーシャル系と、理解していて、それぞれにいい感じのキャビネットのシミュレーションが3種類ずつ選べる・・・ってことですね。そして、それぞれのアンプで、ドライブ、ベース、ミドル、トレブル、レベルの調整、そして、ROOMのシミュレーションもついています。

VOXのアンプなんて使ったこと無いので、どうなんだろうと思ってたけど、まぁ、ある意味想像通りだけど、思ったよりいい印象。意外にマーシャルをクリーンで使うといい感じでした。アンプの系統によってドライブのかかり方が全然違うのが面白いね。

というか、これでギターを弾いてみたくて前々回書いたレスポールモデルの弦を変えたのでした。

ところで、本題

Strymon IRIDIUM ベースで使えるか?

 

まぁ、もちろん使えないこと無いんだろうけど、どんなもんだろう。ちょっと調べてみたところ、あまりいい感じの情報を見つけなかったんですが、多少英語のサイトで使っている人の情報などを見つけたので、自分でも早速試してみました。

結論

フェンダー系の設定roundは、割と問題なく使える。キャビネットも3種類とも割といけるし、abcのcなんか、割とちゃんとベースアンプに聞こえる。それ以外も録音物的にはアリな感じ。家で弾くにはどれも良いです。一応EQのベースをフルとかに上げたほうがバランスがベースアンプっぽくなる気がします。

VOX系の設定chimeは、ベースのEQの変わり方が馴染まないので、ベースっぽくならなかったです。ちょっと硬くてドッシリとしないけど、まぁ、そういう使い方ならありかも。

マーシャル系のPunchもベースを上げてもドッシリしなかったです。ローが上がらない感じ・・・

というわけで、検証するまでも無く実は海外のサイトでもroundだけは行ける・・・みたいな話が多いのですが、そのとおりかも。roundは割と普通に行ける。自分のSANS AMP BASS DRIVERと並べて比較してみたけど、割とIRIDIUMの方が良い要素もある。高音のアンプっぽさはSansAmpより自然でした。

あと、割と簡単に歪ませられるし、音量のバランスも良いので、録音には簡単に使えてとても良いと思う。

さて、あと海外のサイトでいくつか見かけた情報でキャビネットのIRをベースアンプのものを入れると使えるという情報を見つけました。ちなみに、IRIDIUMはパソコンに繋いでIRを入れ替えられます。IRというのを説明できるほどIRに詳しくは無いけど、説明しても長くなるので、簡単に言うと、キャビネットのシミュレーションはIRという技術でやってます。リバーブやハードウェアの音変化なんかシミュレートする技術ですね。その説明でいいでしょう。

StrymonからダウンロードしたIRを入れ替えるソフト。ここにベースアンプのキャビネットのIRを入れれば、一段とベースアンプになるという仕組みですね。しかし、自分でベースアンプのキャビのIRを買わなければいけないので、とりあえず家にあるIRで試してみました。自分が持っているIRは、もう15年以上前の44.1khzとかのサンプリングのIRなのですが、今のIRIDIUMのIRは96khz!まぁ、試しだしと思い、昔のを入れてみようとしたら、なんと96khz24bitのファイルしか受け付けませんでした。

なので、他のソフトで昔のIRをコンバート。そしたら、まぁ、使えました!いままで使ったこと無いスピーカー&キャビのIR、無駄に何十個もあって、聴くだけで疲れてしまう。でも、確実に音が変わるから面白いっちゃぁ面白い。 ベースアンプらしく10インチ8発や4発のキャビのIRを入れてみるとたしかにそんな感じになります。まぁ、でもホントに数がありすぎてキリがないので、今日はもうやめました。ちなみに、本体のIRを書き換えるのは面倒だったので結局試すだけ試して、もとのままに戻してしまいました。

というか、いまちょうどベースを録音しているものがあるのですが、自分のものではなくて他人の作品だったので、一応IRIDIUMで録音せず、ラインで録音したものを再生しながらリアンプ的にIRIDIUMを試してみました。そうしてみると、同じフレーズで色々なキャビを試せるので面白いですねぇ。ちなみに結局オケに合わせて聴いて、合う感じのものをサブとして送ったのですが、roundのcではなくbを使ったのが馴染んだので、それを送りました。っていうか、最初の写真の設定ですね。これ、記録になるしね。

 

ちなみに、気になった問題点。

・Strymon Impulse Manager(上の写真のソフト)のPEDALとEDITというボタンがスイッチで簡単に入れ替えられるのが便利だけど、たまに効かなくなる・・・

・こういう機械によくあることかもしれないけど、USBをパソコンと繋ぐと、凄いノイズが乗る・・・

・同じストライモンのblueskyを使ってるんだけど、それと同じ感覚でステレオだと思いジャックにケーブルを指すと、EXP/MIDIというジャックにケーブルを指してしまい、そうすると、音が出なくなり、壊れたかと思って非常に焦る!(実際は電源入れ直して数秒たったらもとに戻りました。)

 

というわけで、ベース用にも使えるっていう結論で、これから簡単にパッと録音するときはこれで録っちゃおう。何より、ギターをベースに差し替えただけで録音できちゃうんだから、セッティング楽!

 

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