over sleeper


最近”mobile suite”のことばかり書いてましたが、来週同じ日にこのアルバムが出ます。ヤマジさんの21年ぶりのソロアルバムです。このアルバムの制作全編に関われせてもらいました。なんというか、ヤマジさんと一緒に作ったというか。しかも去年レコーディングしたので、自分のソロよりこっちのほうが私が最近作ってた(関わってた)音楽です。このアルバムを残せてよかったと思う、そんなアルバムです。
このアルバムが作られる経緯を書くと、とてつもなく長くなりそうなのですが、とりあえずメチャクチャ端折って書いてみます。まず2007年、西村茂樹さんのLoudsというバンドでヤマジさんと一緒に演奏を始めました。その時は私はドラムでしたが、そのバンドを辞めた後、私がベースで関わってたuminecosoundsにヤマジさんにも入ってもらい、2011年から私がベース、ヤマジさんがギターという関係でも一緒に演奏を始めました。そして何より大きな変化が、2011年秋に私がTHE RUDE BOYSにキーボードでサポート参加した時に、ゲストでヤマジさんがギターだったのですが、大阪でのライブの時に、同時期にヤマジさんソロ(といってもドラムの本庄克己さんと2人)のライブにも私がキーボードで参加することになり、そのままそれ以降ヤマジさんのソロ(ヤマソロ)は、ヤマジさんと本庄さんと私の3人で演奏する機会が増えました。そして2012年には三浦真樹さんも加わり、ライブ&ライブ録音のCDRも作りました。このCDR、ヤマジさんのソロの曲とカバーがメインですが、とても良い出来で今でもとても気に入ってます。
そんなことがあったわけなのですが、2014年になってuminecosoundsのアルバムを制作する過程で、ふとヤマジさんと本庄さんと(三浦さんが参加できないのには事情がありますが・・・)の録音をライブじゃないカタチでやりたいと思い、なにか録音しましょうとヤマジさんに話をしたのが、このアルバムの作るきっかけとなったわけです。最初は明確にヤマジさんの21年ぶりのソロを作るという話ではなく(21年も出してないなんて思いもしなかったw)、ヤマソロ3人の録音、そして私がいつも一緒に演奏してる山本達久くんと私のリズム隊+ヤマジさんの録音、という感じで考え始めたのですが、まぁ、結果としてヤマジさんのソロとしてやろうということになったわけです!
そうすると、これはまた楽しみが増えて、もともと本庄さんとのトリオだとカバー曲の録音でもいいと思っていたし、達久くんとはインプロを録音しようという話をしてたりだったのですが、ヤマジさんのオリジナルを録音しなければ勿体ないということになってくるわけです。そしてヤマジさんは既に曲のストックがあったし、あとは達久くんと私がヤマジさんの新曲のもとになるアイディアを録音してみたり、dipとは違うヤマソロの雰囲気の曲を増やしていったり、私が好きなヤマジさんのギターの演奏や曲の雰囲気を出すアイディアを出したり、ヤマジさんも急に曲を作ったり、ハプニング的に石橋英子さんもレコーディングに参加したりで、どんどん内容が充実していき、結果的に内容の濃い凄いアルバムが完成した!というわけです。
かなりバラエティに富んでるとも思える内容ですが、最終的に見事な曲順とアートワーク(byハジメくん)により、凄くいいアルバムになったと思います。そしてレコーディングがとにかく楽しかったです。思ったこと、思いついたことを実現できるし、思ったこと以上のことも出てくる、そしてたまにある「どうしようか〜?」的な状態でも、そこからベストなものを作り出せる、そういうメンバーと環境、ヤマジさんという存在は、私にとっても音楽的にも人生においても、とても充実しているものだと思ってます。名前を書いたりはしないですが、その場にいた仲間たち、そしてその場に居なくても協力、応援してくれてたスタッフ、友人にはとても感謝してます。
21年ぶりのヤマジさんのアルバムではありますが、これから先もこうして音楽が作っていけるのかと思うと、とても楽しみです。今回三浦さん参加してないしね。
ヤマジさんインタビュー

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