ドラム教室

kote.jpg私は過去に数回ドラムを教えたことがあるんですが・・・まぁ、ひどいはなし、ドラムを習ったことないのにドラムを教えてるわけです。
でもまぁ、習ったことなくてもひと通りわかってるつもりなので、ひと通り教えることは出来ます。
とは言っても、まぁ、わりと初心者には「8ビート」という常套テクニックを教えてしまいます。ホントはそんなこと教えたくないんだけど、なんとなく世の習わしとして、まずそれを教えてしまう・・・
で、その「8ビート」ってやつは、1小節のパターンとした場合、普通ハイハットを右手で八分音符全部叩き、右足でベース・ドラムを1、3拍目を踏み、左手でスネア・ドラムを2、4拍目で叩くと出来上がるというリズム・パターンなのですが、コレが意外に難しく、コレを出来るようになるのに、普通の人で5分か10分、人によってはそれ以上の練習が必要になります。
で、「コレさえ出来ればいろんな曲が演奏できる!」と、嘘をつきますが、そんなことはありません。
さて、コレが出来たら、次はだいたい、ベース・ドラムを1、3拍からバリエーションをつけていきます。左手と右手は変わりません。ベース・ドラムに8分音符のバリエーションを色々加えていきます。シンコペーションとかしていきます。この時点で一部の人は挫折します。
さて、この難しい右足のバリエーションなくして、ドラムを叩きづけるためには両手にバリエーションを加えます。まず簡単でよくやるのが、右手の一拍目の頭(小節の最初の音)をシンバルにします。それと4拍目を右手と左手を交互に16分音符4つの連打にします。これを8小節に一度くらいやると、曲を演奏してるっぽくなるので、満足できます。ただ、8小節という概念がない人には、1小節目の頭にシンバルを入れて8小節めの4拍目に連打、というのが理解できないようです。
また、この「8ビート」というのが出来るようになると、バリエーションとして、右手の八分音符をハイハットから、ライド・シンバルやフロアタムにすると雰囲気の違う「8ビート」が叩けるので、しばらく楽しめます。このバリエーションは意外に少なく、右手の八分音符をタムタムやクラッシュ・シンバルやスネア・ドラムにしてもパターンにはなりますが、それでいい感じを出すにはちょっとテクニックがいるので、初心者向きでは無い気がします。
さて、今あげた3つの「8ビート」のバリエーションのうち、ハイハットとライド・シンバルは人々に好まれ、よく使われるのですが、フロアタムというのは「なんか、土人臭い・・・」という印象があり、ちょっと使う場所を選びます。ホントは土人臭くなんか無いのですが・・・
最近では土人臭さを消すために早く演奏して、パンク・ロックによく使われているようです(勝手な推測です)。
で、ここまでは話しのフリで、実はuminecosoundsは右手の刻み(ここでいう八分音符)がフロアタムにになることが異様に多いバンドだということを紹介したかったのでした。古里おさむが作ってきた曲をバンドで演奏しながらアレンジすると、大抵フロアタムで刻むパターンに落ち着きます。そして、変わったてることに、サビなどの盛り上がるところでフロアタムを刻むというパターンが多々あります。ロック・ミュージシャンたるものサビで盛り上がってる時はシンバルを沢山叩きたいものですが、何故か、uminecsounds+コテイスイはフロアタムで盛り上がる変わったタイプのようです。
完成したアルバムを聴くと、全11曲中ドラムが入ってる曲が10曲、そのうちパターンにフロアタムが出てこないのが2曲だけ、それ以外の8曲は曲のどこかでフロアタムで刻んでます。そしてその内4曲がサビでフロアタムの刻みになる・・・という・・・
そういうジャンルのようです。おさむくんはこれを「ねぶた」と言ってます。私は「ねぶた」のことはよくわかりませんが。
さてここからは余談。よく音楽のジャンルやドラムのパターンで「4ビート」「8ビート」「16ビート」「2ビート」と言いますが、私の解釈では演奏者や曲のリズムが何音符を基準に演奏されてるかによるものと捉えてます。ジャズの代名詞の様に扱われる4ビートは四分音符を基準に演奏されていて、8ビートは8分音符を基準に、16ビートは、基準というわけではないけど16分音符を意識して演奏されてる音楽と思ってます。が、2ビートがよくわからない・・・これは別に2分音符を意識して演奏してるとは思えず・・・ただ、四分音符一つに対して表と裏をダウンビートとアップビートで演奏するスタイルかと思ってます。これを8分音符でやるとブラスト・ビート?ココらへんはよくわかりません。

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