REAPERセッティング&ベース練習vol.3

前回までで同じところを繰り返し再生できるようにしたREAPERですが、ここまでだったら、わりとなんでも出来ますよね。まぁ、ここから先も今どきのDAWなら何でも出来るんですが、とりあえず簡単なのでREAPERでのやり方を紹介します。

 

まず、いちばん普通に便利な機能!早くて聴き取れないところ遅くする・・・昔からMTRなどでテープスピードを変えたり、ハーフスピードにしたり工夫してましたが、DAWは簡単です。右端をちょっと引っ張るだけで、そのぶん遅くなります。

この画像、結構いろいろやっているんだけど、まず最初に必要な部分を下のトラックにコピーしてます。

例えば構成の一部だったり、1小節だったり、とりあえず必要部分を私は下のトラックにコピーしちゃいます。コピーの仕方はCOMMANDを押しながらドラッグかな・・・まぁ、なんでもOK!

 

そして、この新しいトラック(二段目の名前のないトラック)は、ミュート(赤にM)とソロ(黄色にS)を両方押しています。これは、実はPROTOOLSじゃ出来ない(と思う)便利な機能。ミュートしててもソロスイッチが押されるとソロが効きます。つまり、この状態だと2段めだけ再生されていて、ソロをオフにすると一段目だけ再生されます。それが便利!

 

さて、次のポイント、これ、Itemの右端をOPTIONを押しながらクリック・・・というかドラッグします。optionを押した状態でスクリーンショットが撮れないので、これわざわざ動画でキャプチャーして、OPTIONを押したところでその動画を更に静止画としてキャプチャーしてます。こんな面倒な方法しかないのかなぁ?

 

そうすると、ポインタが掴んだ手になります(画像分かりづらいけどね)。その状態で右にグッと伸ばす(ドラッグする)と、

分かりづらいけど、Itemの上に[Rate:0.607]みたいに、1.000からだんだん数字が減ります。これ、速度の割合のことで、例えばこの状態だと約60%くらいの速度で再生されます。なので、聴き取れるところまで、遅くしたりします。そして、このときのポイント!

itemを選択してデフォルトだとf2を押すとitemのプロパティが出るんだけど、その真中ヘン、Playback rate:0.500000って書いてあるところ、(0.5に書き直したけど)ここがその再生速度で、そしてその右のPreserve pitch when changing rateってところにチェックが入ってるけど、これはつまり、速度を変えても、ピッチ変えません、ってボタンです。普通、例えばこのように0.5の速度で再生すると周波数が半分になるので、音は1オクターブ下がります。そこを無理やりピッチシフターでもとのピッチを保ってくれるため、ある程度音楽として聞こえる!

 

そして、これの便利な使い方はスピードを落としてコピーするだけじゃなく、ゆっくりから練習を初めて、だんだん早くしていくことが出来る!ってことです。私は、こんな感じで、下に50%の速度、70%の速度、90%の速度・・・みたいにいくつか作って、少しづつ早くしたりすることで、弾けないものを弾けるようにしたことがあります。というわけで、練習&コピーにとても便利な機能でした。

 

さて、もう一つ、ベースのコピーにとても便利な機能。

これ、一番上のトラックの左の方にある、FXってボタンを押すと、エフェクターをインサート出来るんだけど、細かいことは置いておいて、Reapitchというピッチシフターを使って音を一オクターブ(12 semitones)アップします。そうすると、まぁ、早回しみたいな音だけど、早回しじゃないという、ある意味さっきと逆の状態になります。こうすると何がいいって、ベースがオクターブあがるので、コピーがしやすくなります。ベースのコピーの正確さがとてつもなく上がります。これとさっきのスピード調整を兼用すればベースはほぼ正確にコピーできます。難しいのは、ベースの和音、他の楽器もベースみたいな音域・・・などの場合です。コピーしているときは一応確認のために、正しいピッチで確認しますが、とりあえず、聞き取りづらいところはオクターブ上げると、だいぶ簡単に聴き取れます。ちょうどギターの音域にあるので、エレキギター弾きながらコピーするのもラクです。

 

というわけで、とっておきのベース・コピー&練習方法を紹介しました。

よくわからない人、自分でうまく出来ない人は、ベース教室(もしくはDTM教室?)をやるので、お問い合わせください。

 

っていうか、動画で教えろよ・・・って思いますね。そもそも、最初の二枚のキャプチャーなんて、動画で撮ってるのに、わざわざ静止画にキャプチャーしてるしね。

次回最終回です。

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