これまでREAPERの個人的な都合によるセッティングの記録的記事を4回に渡って書いてきたのですが、いろいろあってセッティングが消えてしまったので、また1からセッティングをし直すことにしました。
もともとcockos REAPERというDAWをPROTOOLSのようにセッティングして使うつもりだったんですが、やっぱりやめました。
REAPERにはREAPERの良さがあるし、やっぱり2種類のDAWを使い分けていこうと思います。
個人的にはLOGIC,PROTOOLS,REAPERと使ってきてるのですが、現状LOGICはもういいやと思っているので、PROTOOLSとREAPERだけ使っています。ほとんどのことはどちらでも出来るのですが、REAPERはとにかく軽いので、ちょっとした作業のためにはREAPERを使うほうが便利だと思っています。そして、もう一つ、REAPERは簡単にタブでいくつものプロジェクトを同時に立ち上げておけるので、そういったところも便利です。
で、今回からベースの練習というか、コピーと言うか、要するにレコーディング目的じゃなくて、その他の目的でのREAPERの便利な使い方を紹介するシリーズにしようかと思っています。これはマジで役に立つ情報だと思うけど、まぁ、書いちゃいます。
まず、ほぼ余談だけど、REAPERのセッティングが消えちゃったので、前に書いたREAPERセッテイングvol.1-4までですぐに必要なセッティングだけ、もう一度し直します。
まずvol.1より。このセッティングは特に変わってません。ただ、COMMAND+SHIFT+Nは、やめました。
もう、なにもないところをクリックするだけでトラックが出来るし、いまPROTOOLSもそうなったかも。
次にvol.2より。横のズーム(PROTOOLSのRとT)、波形のズーム(PROTOOLSのopt+commamd+{ と} )、早送りと巻き戻し(PROTOOLSのNum1とNum2) を設定。ついでに波形を切るBもだけど、REAPERのときはSを押す癖もあったので、どっちでも行けるようにしておきました。
vol.3 、vol.4もだいたい同じ設定をしておきました。でも、vol.4の後半のTape Modeっていうのは、とりあえずやっていません。REAPERのデフォルトは、それはそれで便利なので、とりあえず保留。
前置きがメチャメチャながかったけど、ここから今回の設定!といいつつ、これもPROTOOLSの動きに合わせる設定なんだけど、PROTOOLSが便利なので、 REAPERも同じ様になるよに設定をしてみました。
今回の基本はクリック!REAPERで言うところのitemのクリック。PROTOOLSだとCLIPかな。まず、自分のPROTOOLSの設定だけど、これ、なんていうんだろね・・・
キーボードでいうF6,F7,F8を同時に押すと、CLIPの端だとトリム、CLIPの上だと位置で選択、CLIPの下だとCLIPごと選択・・・という便利な選択ツールを私は普段使っています。ベテランは使わないみたいだけど・・・
ちなみにREAPERは基本的にそういう設定がカスタマイズできるんだけど、デフォルトではどうなってるんだっけね・・・変えちゃったから忘れました。そして、その設定っていうのが少し面倒です。分かりづらいし。
まず、COMMAND+,でREAPER Preferenceを出します。そして左側のメニューのやや下の方、Editing Behaviorの中のMouse Modifiersを選ぶと、右側がその設定画面になります。
この状態で、右のContext:Media Item – left click 、その下のDefault actionが、つまりItem(CLIP)を普通にクリックしたら、どうなる・・・っていうことです。この画面の状態がデフォルトかどうか忘れましたが、この様に設定しています。
次に、Contextのところをプルダウンして、すぐ下のMedia Item edgeを選ぶと
Itemの端でトリムが出来る・・・ということです。たぶんこれこそデフォルトのままだったような。
で、問題(本題)は次!(ホントは、こっちが2番めだけど)
Media Item bottom half、つまりItemの下をクリックしたらどうなるか・・・なんだけど、つまりここがPROTOOLSのほうが便利な点(F9の部分)なので、同じ様にします。で、今画面的には、Custom:default clickって書いてあるけど、これは、クリックして選択画面から選んでこれになってるわけじゃなくて、選択画面の一番下にある、Action listってところで選んでるんですが、話す順番が無茶苦茶だけど、このactionっていうのを前もってcustomで作ってあるのです。つまり、ここのdefaul clickっていうのは、自分で作ったので、名前は何でもよくて、それをただ選んでるのです。
で、そのcustom actionの作り方ですが、過去に何度か書いてる、ショートカットの作り方でつくります。
shift+?でその画面がでるのですが、一つの画面にキャプチャーすると、
こんな感じです。左下のウインドウは右下のNew actionというボタンからNew custom actionを選んで作ることになります。ちなみに、いまはEdit Custom Actionと書いてありますが、最初はCreate Custom Actionです。それで、名前をつけて、左側のactionを右にドラッグすれば、一つのアクションで、いくつもの動作をしてくれる・・・ということです。ここではまず、マウスカーソルの下のアイテムを選ぶ、そしてそのアイテムに合わせてタイムセレクションを設定する、という2つのアクションをまとめて一つのアクションにして、名前をつけておきます。そうすると、外側のウインドウの一番上のように、Custom:default click(つけた名前)というactionが作られます。それをさっきのMouse ModifierのMedia Item bottom halfのAction listのところから選ぶ・・・そうすると、やっとItemの下のあたりをクリックすると、そのアイテム全体が選択されて、PROTOOLSのように、それに合わせてタイムセレクションが選択されるというわけです。長くて大変な道のりでした。
さて、これがなんで自分にとって必要か・・・というか便利かというと、曲をコピーするときなんかに便利なんだけど、曲のある点からある点までをパパッとスライスして、その間のアイテムを選択(下半分でクリック)すると、そこだけループして再生出来るようになるからです。あ、ループ再生のこと忘れてた!ループ再生はREAPERだと左下、
再生ボタンの右隣のリサイクルみたいなマークで、デフォルトのショートカットは忘れてしまったけど、これもActionsの設定から、Toggle repeatという項目をNum4に設定しています。これもPROTOOLSに合わせてあります。
PROTOOLSと違って、再生中にこのNum4でループになったりループじゃなくなったり変わってくれるのが便利です。
ちなみ曲をコピーするときは、これで同じところを何度も聴きながらコピーできるのでとても重宝します。そしてファイルを切っておくと、そのセクションにいつでも戻って繰り返し再生も出来るので、とても便利です。
ちなみに、この設定にたどり着くのに1日くらいかかりました・・・
次回は実際にこれを使ってベースのコピーや練習(覚えるべき曲を弾く練習です)の方法を紹介しようかと思います。
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